道具の夢
… 手紙
文字によるコミュニケーションをあらわします。
昔、人と人が連絡を取る手段として、文字を書いた紙、手紙がありました。
といっても、手紙の夢を見たからといって、本当に手紙が来るわけではなく、たいていは手紙の送り主から電話がかかってきたり、メールが届いたり、あるいはその人の消息を耳にするでしょう。
何かを伝えるべき、連絡を取るべき時に、手紙が夢の中にあらわれることもあります。いつも顔を合わせている親しい人が手紙を送ってくるのは、あなたになかなか言えない気持ちを伝えようとしていることのあらわれです。
メールには本当の気持ちを書くことができるという人も多いようですが、夢の中での手紙もまたそのようなあらわれかたをします。
手紙に書くのは、あなたの本当の気持ちです。ただし、相手から貰った手紙の中に書いてある内容は、相手の本音ではありません。それはあなた自身の相手に対する期待や恐れのあらわれなのです。だから、憧れの相手からラブレターを貰うのは、実はあなたが相手を慕っている気持ちのあらわれ。つまり、あなたの期待が夢にあらわれる充足夢です。
また、夢の中の手紙が、日記の役割を果たしていることがあります。その場合の手紙は、メモです。疑問に思ったことや、気にかかったことがあるなら、調べておいたほうがいいでしょう。
手紙に限らず、夢の中で書いた文字やメモは、運命の手がかりをあらわしていることがあるのです。
ただし、夢の中に文字があらわれるのは稀なことです。なぜなら、夢の世界では、映像によって伝えたいことを表現するのが基本の伝達方法なのです。
ですから、夢の中の文章は、綴りが間違っていたり、わざと反対の意味にあたる文字が書かれていたり、意味がよくわからなかったり…。まさに、暗号のような不可解な文章を目にすることになるかも知れません。
が、詳しい意味を解釈しようとしても無理です。印象に残った文字を、記号として捉え、解釈してください。
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