聖バレンタインデーの伝説
昔、結婚を禁止されていたローマ兵士のために結婚式を執り行い、殉教した聖バレンタインを記念する日。一説には、結婚するにも税金がかかった時代、貧しい恋人たちのために無料で結婚式を執り行ったために、殉教したとも言い伝えられます。
しかし、2/14は、古くから、鳥たちが春のさえずりを始め、つれあいを探す日とされていました。その伝説と結びついて、バレンタインデーが恋人たちの日になったのではないかと考えられています。
ヨーロッパではバレンタインデーには、恋人同士でお菓子を贈りあう習慣があります。女性から男性へ、ではなく、お互いに贈り合うのです。さらにはチョコと限定されているわけではなく、ドラジェやケーキが一般的。古い時代には、合コンのように男女が集まってくじ引きでバレンタインデーの恋人を決めることもあったとか。
女性から男性への告白、というのは、本来、4年に1回、2/29の閏日にだけ行われた習慣です。(といっても、そんなに古い時代から行われていたわけではなく、どうやらアメリカで広まった比較的新しい風習のようなのですが。)
閏日は、ありえない日。だから、いつもはありえないことが起こってもOKなのです。封建的な時代には、女性から男性への告白はまさに逆告白、ありえないことだったわけですね。その閏日の逆告白が、日本のバレンタインデーに取り入れられたということなのでしょう。
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