ムーンラボカフェ

筆者エッセイ

世界経済の夢だったのかも

 私は、株や相場には疎いほうです。
 が、かなり昔、不思議な夢を見ました。
 銀行強盗の夢です。ある銀行に3人組ぐらいの強盗が入り、黒いゴミ袋に、札束をくしゃくしゃに丸めて無造作に入れていました。そして、ゴミ回収車の中に放り込んで、衆人環視の中、派手に立ち去っていくのです。映画のロケみたいに。それがマルク札らしいことがわかったあたりで目が覚めました。
 その夢から、1週間もたたないうちだったでしょう。ベルリンの壁が崩壊しました。いえ、その時には、その夢とベルリンの壁になんの関係があるのかはわからず、別に思い出しもしませんでした。でも、結果としてマルクに影響があったということを、後から知りました。
 
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 占い業界では、相場や株をサイドビジネスとしてやっている方が多いようです。ルル・ラブアさんも株にお詳しかったようで、経済のお話もたくさん伺いました。でも、株の専門用語は、私にはかなり難解でしたけど。その夢の話をしたら、ちょっと呆れたような顔をされていて、「で、最近、どんな夢を見た?」って聞かれました。
 
 そして2年ほど前、大波の夢を見ました。夢の中の私は、岬の突端にあるリゾートホテルをめざして歩いています。灯台を改造したおしゃれなホテルで、そこでコーヒーを飲もうと思っています。空は明るく晴れていますが、大きな波がやってきて、リゾートホテルの1階は、みるみるうちに水浸しになります。私はその光景を見て引き返しました。足元のあたりに波が打ち寄せてきました。水は透き通っていますが、高波です。幸い、波に呑み込まれることはなく、階段のような坂道を昇り、小さな郵便局に辿りつくのです。
 私が夢の中で見ていた海は、太平洋でした。実はその夢を見たあたりで、海の向こうでは大変なことが起こり始めていたらしく、経済に詳しい人なら、不況の波という連想がすぐに浮かんだのでしょうけれど。
 
 さて、私は毎年、初夢公開鑑定を実施しています。2009年の初夢応募に、海、水、魚といったようなドリームキーワードがかなり目立っていたことを思い出しました。世の中は大きく変わっていくのだろう、私はA・トフラー「第三の波」をイメージしていたのですが・・・。なるほど、不況の荒波だったとは…。

参考文献  素材辞典 画像 マルク紙幣とペニー硬貨

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