占星解説
「4/20生まれ、自分では牡牛座だって思ってます」
「4/20生まれ、占いの本によっては牡羊座ですが、自分では牡牛座だって思ってます。」(ペンネーム のりぽん)
というわけで、星座宮境界のお話をしましょう。1968年、太陽は、4/20/09:41(JST)に、牡羊座宮から牡牛座宮へ移動しました。つまり、9時41分より前に生まれたなら、牡羊座宮生まれ、9時41分以降なら、牡牛座宮生まれです。(注・日本時間)
牡牛座宮の始まりの日は、牡羊座宮の終わりの日でもあります。星座宮境界日に生まれた人の場合には、出生時刻を調べて、どちらの星座宮になるのか、判定をします。星座宮境界判定では、時刻までを入力しませんと、判定できません。
さて、星座宮の移動日時ですが、これは年により異なります。たとえば1969年になりますと、4/20/15:27(JST)が、牡羊座宮から牡牛座宮へと切り替わる時刻なのです。
なるほど、4/20は、誕生星座宮が、牡羊から牡牛へ切り替わる日なのね、と思った人も多いでしょう。そう、たいていの年には、4/20です。しかし、たまに4/21、4/19になることもあります。そして牡羊座宮→牡牛座宮の星座境界日については、ほとんどの場合が4/20なのですが、他の星座宮の場合には、日付が異なる場合が多くみられます。星座宮境界日だけでも、年により異なるので、やはり年毎のデータで確認する必要があります。
同じ年に生まれた人が360人いたとします。実際、私が通っていた高校は、定員360人でしたからね。さて、毎日お誕生会をするとなると、平均して、一人ずつがHappy Birthday to You になるわけですが、となるとひとつの星座宮に属する人が、だいたい30人ぐらいになります。と、その中の4人ぐらいは、「どちらの星座生まれなのかな」と、疑問に思うことになるわけです。どちらの星座生まれなのか?と疑問に感じる人は、案外たくさんいるようです。
もちろん、正確な出生日時刻がわかっていれば調べられるものです。が、なかなかわからないこともあるでしょう。では、そういう時にはどうするのか。その時には、太陽の性質をチェックするのです。太陽は人生です。人生観を司るとされます。牡羊座宮の太陽の生き方と、牡牛座宮の太陽の生き方、どちらが自分らしいのか、これまでの人生を振り返りながら、思い当たる部分を考えてみる、ということになるでしょう。外見は上昇宮が司るので、外見からは誕生星座宮を判定するのは難しく、とにかく人生傾向に注目です。
といっても、これもまたなかなか難しい問題で・・・。なぜなら、占星術は、太陽だけを用いて占うものではありません。太陽のほかに、月、水星、金星、火星、木星、土星・・・。と、さまざまな星を用いて運命を占うものです。太陽が牡羊座宮にあっても、水星が牡牛座宮にあれば、その職業選択には牡牛座宮の傾向が出ます。これは、よくあることです。牡羊座宮生まれ(太陽が牡羊座宮)の場合、水星が魚座宮、牡羊座宮、牡牛座宮の3パターンが発生します。水星の職業選択は、人生にも大きく影響を与えてしまうので、その結果、牡羊座宮生まれでも、水星が牡牛座宮にあれば、一見、牡牛座宮生まれのような生き方を選択することが多くなるのです。
星座宮境界日の生まれにあたっている人は、できれば、朝早い生まれだったのか、それとも夜の生まれだったのか、そのあたりだけでも肉親に訪ねておくことをおすすめします。誕生日を機会に、親に出生時刻を聞いてみるというのもいいでしょう。これは、星座宮境界日以外の生まれの人にも、ぜひおすすめしておきたいと思いますけどね。
さて、以下は、占星術に詳しい人たちへの解説として補足しておきます。
星座宮境界は、ある瞬間から、すぱっと性質が切り替わってしまうものです。ある瞬間からいきなり、それっておかしくありませんか?という質問をされたこともあります。でも、Astrologyでは、星座宮(Sign)をそのように定義しているのです。だから、その切り替わりの日時刻は重要です。
ただし、そのようにある瞬間からすっぱりと性質が切り替わる定義に疑問を感じる人たちもいます。12星座宮(sign)を36旬(decan、約10日間)に分け、星座宮の最初の旬(約10日間)は、前の星座宮の影響を受ける、最後の旬(約10日間)は次の星座宮の影響を受けると考える流派の人たちも、ごく少数ですがいます。その場合ですと、牡牛座宮の最初の旬と、牡羊座宮の最後の旬は、やや共通性があるのです。また、デジタルに切り替わるのではなく、アナログに性質がだんだんと切り替わっていくと考える人たちも、もっと少数ですがいます。
どの説が正しいのですか?と聞かれることもありますが、これは正しいとか正しくないという問題ではなく、どの定義を採用するのか、という問題です。多数派としては、星座宮境界の瞬間から性質が切り替わってしまうという考え方の人たちです。12星座宮(sign)を36旬(decan)に分け、隣接する星座宮の影響を受けると考える人たちは、少数派です。そして、ほとんどいませんが、アナログに変化していくと考える人たちもいるのです。私は最初の説、つまり、星座宮境界の瞬間から性質が切り替わる定義を採用しています。
秋月さやか占星幻想館>ホロスコープ>誕生星座宮判定
というわけで、星座宮境界のお話をしましょう。1968年、太陽は、4/20/09:41(JST)に、牡羊座宮から牡牛座宮へ移動しました。つまり、9時41分より前に生まれたなら、牡羊座宮生まれ、9時41分以降なら、牡牛座宮生まれです。(注・日本時間)
牡牛座宮の始まりの日は、牡羊座宮の終わりの日でもあります。星座宮境界日に生まれた人の場合には、出生時刻を調べて、どちらの星座宮になるのか、判定をします。星座宮境界判定では、時刻までを入力しませんと、判定できません。
さて、星座宮の移動日時ですが、これは年により異なります。たとえば1969年になりますと、4/20/15:27(JST)が、牡羊座宮から牡牛座宮へと切り替わる時刻なのです。
なるほど、4/20は、誕生星座宮が、牡羊から牡牛へ切り替わる日なのね、と思った人も多いでしょう。そう、たいていの年には、4/20です。しかし、たまに4/21、4/19になることもあります。そして牡羊座宮→牡牛座宮の星座境界日については、ほとんどの場合が4/20なのですが、他の星座宮の場合には、日付が異なる場合が多くみられます。星座宮境界日だけでも、年により異なるので、やはり年毎のデータで確認する必要があります。
同じ年に生まれた人が360人いたとします。実際、私が通っていた高校は、定員360人でしたからね。さて、毎日お誕生会をするとなると、平均して、一人ずつがHappy Birthday to You になるわけですが、となるとひとつの星座宮に属する人が、だいたい30人ぐらいになります。と、その中の4人ぐらいは、「どちらの星座生まれなのかな」と、疑問に思うことになるわけです。どちらの星座生まれなのか?と疑問に感じる人は、案外たくさんいるようです。
もちろん、正確な出生日時刻がわかっていれば調べられるものです。が、なかなかわからないこともあるでしょう。では、そういう時にはどうするのか。その時には、太陽の性質をチェックするのです。太陽は人生です。人生観を司るとされます。牡羊座宮の太陽の生き方と、牡牛座宮の太陽の生き方、どちらが自分らしいのか、これまでの人生を振り返りながら、思い当たる部分を考えてみる、ということになるでしょう。外見は上昇宮が司るので、外見からは誕生星座宮を判定するのは難しく、とにかく人生傾向に注目です。
といっても、これもまたなかなか難しい問題で・・・。なぜなら、占星術は、太陽だけを用いて占うものではありません。太陽のほかに、月、水星、金星、火星、木星、土星・・・。と、さまざまな星を用いて運命を占うものです。太陽が牡羊座宮にあっても、水星が牡牛座宮にあれば、その職業選択には牡牛座宮の傾向が出ます。これは、よくあることです。牡羊座宮生まれ(太陽が牡羊座宮)の場合、水星が魚座宮、牡羊座宮、牡牛座宮の3パターンが発生します。水星の職業選択は、人生にも大きく影響を与えてしまうので、その結果、牡羊座宮生まれでも、水星が牡牛座宮にあれば、一見、牡牛座宮生まれのような生き方を選択することが多くなるのです。
星座宮境界日の生まれにあたっている人は、できれば、朝早い生まれだったのか、それとも夜の生まれだったのか、そのあたりだけでも肉親に訪ねておくことをおすすめします。誕生日を機会に、親に出生時刻を聞いてみるというのもいいでしょう。これは、星座宮境界日以外の生まれの人にも、ぜひおすすめしておきたいと思いますけどね。
さて、以下は、占星術に詳しい人たちへの解説として補足しておきます。
星座宮境界は、ある瞬間から、すぱっと性質が切り替わってしまうものです。ある瞬間からいきなり、それっておかしくありませんか?という質問をされたこともあります。でも、Astrologyでは、星座宮(Sign)をそのように定義しているのです。だから、その切り替わりの日時刻は重要です。
ただし、そのようにある瞬間からすっぱりと性質が切り替わる定義に疑問を感じる人たちもいます。12星座宮(sign)を36旬(decan、約10日間)に分け、星座宮の最初の旬(約10日間)は、前の星座宮の影響を受ける、最後の旬(約10日間)は次の星座宮の影響を受けると考える流派の人たちも、ごく少数ですがいます。その場合ですと、牡牛座宮の最初の旬と、牡羊座宮の最後の旬は、やや共通性があるのです。また、デジタルに切り替わるのではなく、アナログに性質がだんだんと切り替わっていくと考える人たちも、もっと少数ですがいます。
どの説が正しいのですか?と聞かれることもありますが、これは正しいとか正しくないという問題ではなく、どの定義を採用するのか、という問題です。多数派としては、星座宮境界の瞬間から性質が切り替わってしまうという考え方の人たちです。12星座宮(sign)を36旬(decan)に分け、隣接する星座宮の影響を受けると考える人たちは、少数派です。そして、ほとんどいませんが、アナログに変化していくと考える人たちもいるのです。私は最初の説、つまり、星座宮境界の瞬間から性質が切り替わる定義を採用しています。
占術研究家 秋月さやか
誕生星座宮判定は以下にて行えます。秋月さやか占星幻想館>ホロスコープ>誕生星座宮判定
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